財団の事業 茶室 Japanese Tea Room

美藻庵・晴松亭について

美藻庵・晴松亭は、公開の貸し茶室として運営しております。本格的な茶席で、いろいろなタイプのお茶会やお稽古。また、イベント等にもご利用いただけます。
本格的な数寄屋造りの茶室を個人で建てたり、その後の維持管理をするのは、大変な労力とお金がかかります。
財団では、平成9年よりこの茶室を公開しながら、新しい時代の茶会のあり方など、模索しながら、ご提案して参りました。
もちろん、流派等には関係なくご利用いただいております。

美藻庵は、四畳半台目席と台目三畳の鞘の間が付きます。露地には待合と蹲もあります。
晴松亭は、玄関と八畳・六畳の広間。それぞれに炉壇があります。
台目幅の外廊下は、畳敷です。
それと約十五畳の板の間の立礼席には、台目向う切りの点前座が付きます。
水屋はそれぞれにあり、茶事の料理の出来る台所もあります。
建築は、現代の名工と謳われた京都の数寄屋研究所・心傳庵の木下孝一棟梁です。

使用申込について

1.申込の受付

  • 受付時間は午前9時から午後5時まで。
  • 茶事については、随時受付けます。
  • その他の茶の湯関係の行事には、使用日の6ヶ月前から受付けます。
  • 使用許可は全て受付順とします。
  • その他伝統文化等に関する催し物については、ご相談下さい。

2.お申し込み方法

  • 直接ご来館のうえ、所定の使用許可申請書に記入押印して申し込んで下さい。

3.使用時間

  • 通常:午前9時から午後5時までとします。
  • 特別:朝茶事・夜咄等も可能です。ご相談ください。

4.備え付物品

  • 座布団、湯呑み、ヤカン、急須、茶の湯水屋道具、台所用品他。
  • 上記の他に「貸出物品」も使用できます。詳細は事務局にご相談ください。

5.休館日

  • 毎週水曜日(水曜日が祝日に当たるときは、その翌日)。
  • お盆(8月12日から15日)。
  • 年末年始(12月28日から翌年1月4日)。
  • 設備保守点検などのため、臨時に休館することがあります。

6.使用許可と使用料の納入

  • 施設を汚損する恐れがある場合は、お貸しできない場合があります。
  • 許可のときは許可証を発行いたします。
  • 茶室使用料は、許可証発行と同時に納めてください。備品使用料・冷暖房費は、終了後に納めてください。(使用料は別紙のとおりです。)
  • 納入された茶室使用料は、原則としてお返しできません。

7.使用許可の取り消しまたは停止

  • 使用上の注意事項に違反または、そのおそれのあるときは許可を取り消します。

8.使用の変更・中止

  • 申請後、都合により許可内容を変更・中止される場合は、変更事項を速やかにお申し出ください。

茶席貸出料金表

区分 午前
(9:00~12:00)
午後
(13:00~17:00)
午前から午後
(9:00~17:00)
全室 13,000 17,000 30,000
小間 4,300 5,700 10,000
小間・和室八畳 6,800 9,200 16,000
立礼席 4,300 5,700 10,000
立礼席・和室六畳 6,100 8,200 14,300
和室六畳・八畳 4,300 5,700 10,000
  • ※上記を原則とし、その他「朝茶」「夜咄」等、時間外にもご利用いただけます。
  • ※「大寄せ」、「貸切」、「茶事」の場合、他の方が利用できませんのですべて“全室利用区分”となります。
  • ※冷暖房をご使用の場合は、室料の30%を冷暖房費として頂戴いたします。

茶室使用上の注意事項

  1. 使用の直前に許可書を事務所にお示しください。
  2. 火や水の使用には特に注意をしてください。
  3. ピン・鋲・釘・テープ等は、直接建物施設に使用しないでください。
  4. 盗難・紛失等については、責任を負えませんので、主催者で十分注意してください。
  5. 同時使用のとき等は、お互いに迷惑を掛けないようにしてください。
  6. 使用後の容器やゴミ等は、全てお持ち帰りをお願いします。
  7. 使用終了時には、全て使用前の状態に戻してください。
  8. 使用の建物や付属品を毀損・汚損・滅失したときは、損害の賠償をお願いします。
  9. 電話の取次ぎは原則として致しません。
  10. 催し物に関する印刷物(整理券・入場料・チラシ・案内状等)は、それぞれ1部を事務所にご提出ください。
  11. 新聞・チラシ等で広告、宣伝を行う場合、事前にその旨をお知らせください。
  12. 使用許可申請書の内容を守ってください。なお、建物の使用は許可された者に限ります。
  13. 何事によらず不明なことは、事務所にご相談ください。